「皇神さん…!」
「瑠耶様…。」
「皇神…。」
「蓮王寺家に意見をするなんて俺らのできることじゃない。」
瑠耶はそういうと咲楽に近づいた。
「えっ…?あ、あの皇神さん??」
「咲楽さ…あんた。あいつの許婚だろ?」
瑠耶は言う。
「……え、まぁ…。」
「気に入らないならそういわなくちゃわかんねぇよ?」
「え?」
「あいつ、あんたの許婚だから意見できるとか思ってるから。俺は別にいいけど、会長があいつになる可能性もあると思う。少なくとも俺はあいつよりあんたの方がいいと思う。」
瑠耶はそういうと出て行った。
三人部屋に置き去りにされ、ポカーンと口を開けている。


