翌日、熱が下がり学校に来た宝架に事を話すと、
「咲楽様、それは堕天使ですよ。」
「堕天使?」
「はいー、堕ちた天使と書いて堕天使。笑顔が素敵な天使だけど性格は悪魔。魂を悪魔に売った天使で堕天使です。」
(言われてみれば堕天使…って感じだなぁ~…)
「そっか、堕天使…。」
一人納得がした。
「にしても咲楽様に会長の座を下ろされるって言ったその優一って人は命知らずなんですかね?」
「祥汪様もそう思いますか?」
祥汪の言った言葉に宝架が食い付く。
「うん、だって蓮王寺家の御息女だよ?俺だったら絶対言えない…。たとえ知ってても。」
「それが普通だ。」
「「「っ!?」」」
聞きなれない声に生徒会室の扉の方を見ると。


