そういって二人は席に座った。
「皇神 瑠耶さん、優一さんですね。よろしくお願いします。」
「我が校は基本、生徒会は自由です。規則は守りますが、授業に出なくてもよいという制度です。」
咲楽は学校のこと、校舎のこと、階級、マナー、部活動などを説明した。
「――――つきまして、お二人には部活動、または何かの委員会に入ってもらうこととなります。」
「あ?めんどくせぇ…」
「へぇ~…面白い制度だね。」
(反応はバラバラだけど……入ってもらわなくちゃ…困る。)
「そこで、明日からは瑠耶さんに第二書記の祥汪を案内役とさせ、優一さんに第一書記の宝架を案内役とさせていただきます。」
「よろしくお願いしますね。優一様。」
「よろしく宝架さん。」
「よろしくお願いします。瑠耶さん。」
「…。」


