祥汪(祥汪さん)は優しくてかっこ良くて、女の子に人気。


言えば父、京雅の代の鳳 拓馬さんみたいな存在。


あとの二人の庶務は後々…。


「あぁそういえば今日二人の転入生が来るそうですね。咲楽様はご存知でしたか?」


宝架が紅茶を入れながら言う。


「うん。事前に学園長から聞いたよ。」


「あぁ、咲楽様のおじい様はこの学園の学園長ですからね。」


祥汪が笑う。


「でもおじい様が学園長っていいですね。」


「ほのちゃんなんておばあ様があのホテル・ラウンウェイのオーナーじゃない。そっちの方がいいよ。」


「でも…転入生がこの時期に来るなんておかしいですね。」


祥汪が首をかしげた。