(お父さんとお母さんの出会いってなんだったんだろう…?やっぱり名家同士だからかなぁ)


咲楽は部屋に帰り考えた。


(あっでも…やっぱ友達の紹介とか?)


(あぁ!!気になるよぉ…)


(でも、聞けないしなぁ…)


〝コンコン〝


「はぃ?」


突然響いたノックの音は咲楽の考えを白紙に戻してしまった。


「咲楽?いい?」


ノックの主は母、真琴だった。


「何?」


「単刀直入に聞くけど…どうだった?」


本当に単刀直入だ。