当たり前のように過ぎていく時間がたった一人に崩された。
「許婚…か…。」
名家の家に生まれれば避けて通れない道なのだろうけれど、それでも納得がいかない。
そんなことを考えていると時刻は夜中の1時になっていた。
「……。」
(そういえばお風呂入ってないや。)
支度をし、風呂場のある4階へ。
(あんまりお風呂入りたくないな…)
そう思っている。なぜなら風呂場は4階。お母さんとお父さんの部屋も4階。
鉢合せをしたり、聞きたくもない話を聞いてしまう可能性が高いから。
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