なんともいえないような暑さが体を包む。
「あつ、、、」
時計の短い針は5を指している
今日は水曜日だ。確かバスケ部の朝練の日である。バスケ部のユウは今ごろ支度をしているだろう。
なんて考えているうちに目が覚めてしまった。まだ4時間しか寝てないと言い張る体を起こしてリビングへ行く。そしていちごキャンディを1つ口にいれる。静まりかえった部屋に噛み砕く音が響く。
「はぁ」
最近ため息ばかりだ。
そういえば今日は数学の小テストということを思い出してしまった。
「勉強でもするか」
前回赤点の愛実はばんかいするために再び部屋へ戻る。すると勉強机に向かわず反射的にベットに飛び込んでしまった。起き上がろうとして。しかし体が言うことを聞かないためその動作を繰り返しているうちに激しい眠気が襲ってきた。
(ねむっちゃだめ、、、)

