「ただいまー」

家のドアを開けると
焦げた臭いがした。
急いで家に入った。

「ごめんなさい!シチュー作ろうと思ったら...」

鍋の中を見ると
真っ黒いものが。

「どうやったらシチューが真っ黒になんだよ...」
「もう1回!次は大丈夫だから!!」
「いや、いいから。」
「でも...」
「はぁ...よし!買い物行くぞ」
「えっ??」
「これじゃ食えないだろ。ほら、行くぞっ」
「はい。」
「あと、敬語やめてくんない?俺ら年一緒だろ。」
「うんっ」


女なんて所詮
優しくしたり
ちょっと褒めたり
一晩寝ただけで
俺に金をくれる。
みんな同じだと
思っていた。

だけど

なんでだろう


美奈は違う
気がした。



こんな女

美奈が



2人目だった。