甘い~秘密¨あたしの危険なドキドキ恋愛☆

次の日あたしは学校を休んだ。

 
 どうしていいかまだ決められない。


 だって…そんな早く答えが出るような付き合い方してないもん…そんな浅い付き合い方じゃないんだから。

 なんかいい方法はないか考えるけど思い浮かばないんだ。

 だって道は一つしかないんだ。


 あたしは、先生を守りたい。


 答えは決まってないようで…決まっていたのかな…


 先生には一生教師をしてもらいたい。


 だって…先生の天職だから。


 残りはあと六日。


 笑っていなきゃ。


 笑ってるあたしが好きだって言ってくれたから。


 だから先生の前では…笑ってなきゃ…


 だって…


 だって…


 あたしにとって…


 あなたが…


 先生が…


 一番なんだから。



 学校が終わって帰ってきたんだ。


「菜々、大丈夫か?」


「大丈夫です!良くなりました!!」


「そっか!良かった!」


「先生、心配した?」


「当たり前だろ!」


「先生、好き?」


「どうしたんだよ!?」


「聞きたいだけですっ!!言って下さい!!」


「菜々?おいで?」


「はい…!」


「菜々…俺はお前が、菅原菜々が…世界で一番好きだよ。菜々が大好きだ。」

 先生が耳元で…あたしの大好きな甘~い甘~い声で言ってくれた…


「先生…ありがとう!!」

 先生…あたし上手く笑えてる?


「いえいえ!何回でも言ってやるよ。」


 先生の言葉に波が出そう…堪えるのが大変なんだ。


 …だって…


 愛しい人からの…


 最高の言葉だよ…


 嬉しいに決まってる。