「洸ー?大丈夫?」


目を真っ赤にした椎乃がそう言って部屋に入ってきた。



そんな顔じゃ泣いたの丸分かりだ。


ばか椎乃。





俺が謝った時も、椎乃は笑って言った。



『洸らしくない。』ってね。



本当、椎乃は優しいな。



泣きそうな顔をしてんのに、俺のために頑張って笑ってくれてる。






お前は本当、優しいよな。




全然ダメな彼女なんかじゃない。





お前は俺の、自慢の彼女だからな。








〜洸side end〜