「多分俺しばらく学校いけなくなるかもしれない。」
突然悲しそうな顔で話し出した洸。
「あと抗がん剤ってやつ使うらしいんだ。だから、多分これからたくさん迷惑かけるかもしれない。」
「う、うんっ…。」
「それでもいいのか?椎乃は…。」
え…?
なにそれ…。
「ふふっ、当たり前じゃんか。私が洸を支えるからねっ。!」
にこっと笑っていう。
こんな私の笑顔だけど、それで洸が少しでも元気になるなら、私はいつだって笑うよ。
「ふっ…ありがとな。」
そう言った洸の顔はどこか嬉しそうな顔をしていた。
「うんっ…!!」
