そこにいたのは…
「ん?俺のこと知ってるの?嬉しいんだけど、。!」
うわさの…
日向洸くんだった。
「あ、あの…お金。」
多分私今、顔が真っ赤だろう。
「あー!いーよいーよそんなん!気にしないで受け取ってよ。」
え、
「えっと…でもっ!」
そんなの申し訳ない!
「今度おか…」
今度お返しします!
と言おうとしたんだけど…
「洸ー!こんなところにいたっ!ん?あ、その子洸のす…もがっ」
日向くんの友達らしき人が私の言葉を塞いだ。
え?
私のこと知ってるの?
「黙れ凌牙《リョウガ》!」
日向くんが凌牙くんと呼ばれる人の口を塞いだため続きが聞けなかった。
「あ、あの…?」
「えっと…じゃあな!椎乃ちゃん!」
へ!?
なんで私の名前…。
ま、いっかっ!
