私の好きな人 〜キミと生きた時間〜





「ん…。」


あれ、ここ保健室…?


なんでここに…


っっ!


バッー


「洸っ!?」


そーだ、洸がっ…!!




「ん?どーした?俺はここにいるよ。」


え…


そこには優しく笑う洸の姿があった。



なんでっ…



「洸、足は?痛くないの?」


おそるおそる聞く。



「へ、足?なんもなってないけど?」


そう言った洸。


「え…?」


「変な夢でも見たんじゃねーの?」


ぷっ、と笑った洸。



う、そ…。



じゃああれは夢だったのかな?


全然信じられないけど洸はニコニコ笑ったまま。



「ははっ、なんだ!夢だったのかぁ!嫌な夢だったー…!」


なんだ、そっか。


よかった、本当よかったっ…