今は授業中。


窓側の席の私はチラッと外を見た。



あ、洸だっ!


走ってる。


速いけど…



何かおかしい。


足、引きずってる?



バタッーー


「っっ!!?」


洸が倒れた。


え、なんで…?


怖い、嫌だ。


ガタッー


「先生、体調悪いので保健室行ってきます。」


私はそう言って教室を飛び出た。