私の好きな人 〜キミと生きた時間〜



「うわぁああ!!!」



ドンドンドドンッッー



着いたと同時に花火が上がる。



「綺麗…。」



人はだれもいない。



「こんなところあったんだ…。」



知らなかったよ、こんなにいい場所があるなんて。




「上も見てみ。」



え?


「うわああっ!綺麗っ…!!」



星がすごく綺麗。




「だろ?ここは最高の場所なんだよ!俺らだけの秘密基地な?」


人差し指を口に当ててにこっと笑う洸。



うん、うんっ…!!




「秘密基地だねっ!」



そう言ってぎゅーと抱きつく。



「これからもずっと一緒にいような?」


ふへへ


「うんっ!もちろんだよ。」




パーーーンッ!!!




最後の花火が打ちあがった時、私たちの唇がそっと触れた。








「「大好き。」」