「よーし!いってきまーすっ!!」
お母さんはいないけどそう言って家を出る。
「お、久しぶり。」
ふわぁ、洸だっ…!
「久しぶり、洸っ!」
ギューっと抱きつく。
「うおっ!っ…!椎乃浴衣じゃんか…。」
顔を真っ赤にしていう。
「う、うん…。変、かな?」
洸の反応がなんか変だ。
私がそう言うと洸は顔を赤くして笑った。
「いや、すげー似合ってる。」
ふぇっ!!?
「あ、ありがとうっ…!」
ギューっとさっきより強く抱きしめる。
ふわぁ、久しぶりの洸だ。
「どーした?」
「会いたかったっ!」
私がそう言うと洸はすこし驚いた顔をした後にこっと笑って、
「俺も。さ、いこ。」
そう言った。
えへへ、
手握ってくれてる洸。
よし、夏祭りたのしもうっ!
