キーンコーンカーンコーンーー


「終わったあ!!」



「じゃあね椎乃ちゃん!」

「また二学期にねー!」


そう言って友達がどんどん出て行く。


「うん!ばいばい!」




「じゃあ私も行くね!ばいばいゆりちゃん!また連絡するー!」


「うん!ぐっぱい!」




ふふふふーん



スキップして行く。



「洸、お待たせ!」

「おう!じゃあ帰るか。」




そう言って手をつないで帰る。


今ではもう手繋ぐのが普通になってきた。



「ねえ洸?夏休みさ、私達とゆりちゃんたちのところで海に行かない?たっくんと仲良いんだよね!」



「おー海か!いいな、行こう!」



わぁーい!!



「やった!じゃあゆりちゃんに連絡しておくね!」

「おう!」



そのあとも色々話しながら帰った。



「じゃあまたね!夏休みもたくさん会おうね?」


夏休みだから毎日会うことがなくなっちゃう。


寂しいなー…。


私の気持ちに気付いたのか、洸は私を抱きしめた。



「たくさん遊びに行くかっ!」


にこっとして洸がいう。

私はギュッと洸を抱きしめ返して答えた。


「うん!!!」



うわぁ、夏休みがたのしみだなあ!