私の好きな人 〜キミと生きた時間〜





「ん……し、の…?」


えっ……。



「洸っ!?聞こえる?私だよ、椎乃だよっ!!!!」



洸が、うっすらと目を開けた。




「なんで、泣いて、んだ、よ……。いつも、みた、いに…わらって、くれ…よ……」


そう言って洸はふにゃっと笑った。



「こ、洸っ…………!!うん、笑う、笑うよ!」



私はそう言って涙でぐちゃぐちゃな顔で笑った。



「ははっ……おれ…しの、の、笑った…顔……すげぇ、すき、なんだ。」



「うん、うんっ……!」