「洸?今日はどんな話をしよーか…。あ、海に行った時の話をしようっ……うぅ。」 涙をこらえながらいつもみたいに話をする。 「あのときは本当に楽しかったねっ…!水かけあって…泳げない私をバカにして……」 『ぷっ、椎乃子供みたい。』 『なんだとぉおおっ!!』 「私が変な人たちに絡まれた時は、すぐに助けに来てくれたよねっ…」 『あのさー、この子俺のだから。そんな汚い手で触んないでくれる?』 ポロっと涙がこぼれた。