「椎乃と過ごす時間は、いつもいつも暖かかった。いつもいつも幸せだった。」
話を続ける洸に、私はなにも言えずそのまま話を聞いた。
「うん。」
「俺ずっと好きだったんだよ?一目惚れしたっつーか…。」
「えぇっ!そーなの!!?」
「おう、雨の日、猫が捨てられててその猫に傘を当ててたところみてさ。でも学校始まるからその傘そこに置いたまま学校向かってって。」
あ、そーいえばそんなことあったなー。
でも結構前のことだよ、ね…?
そんなに前から思っててくれたんだね。
「優しい人だなーって。そっから、椎乃を好きになったのは。」
「ふふっ、嬉しいな。」
