私の好きな人 〜キミと生きた時間〜




「洸!今日も来たよーっ!」


ガラッと勢いよくドアを開けて入ってくる椎乃。


「おー、ありがとな!」



「いえいえー!あ、そーいえばあと10日でクリスマスだよっっ!!」


「あと10日か。早いな!」



「だね!」



またあの街がクリスマスで包まれるんだな。




「クリスマスプレゼントもらえるかなー?」


「ぷっ、お前もう高校生だろ!」



「えー?でももしかしたらもらえるかもしれないじゃああん!」



子供か、椎乃は。