私の好きな人 〜キミと生きた時間〜




俺の目に映ったのは、




「メリークリスマースっ!」


ぱぁあんっ!とクラッカーをならすクラスメイトと、



キラキラと輝く、廊下だった。




「なんだ、これ…」


「えへへ、少し早いクリスマス!」


椎乃はニコニコしながら言う。



これ…



「これ全部みんながやってくれたのか?」



「うんっ!」



あー、俺なんて幸せ者なんだろ。




「ありがとなっ!」



「えへへ!楽しもーねっ!」


「おうっ!」





みんなの優しさに、胸が熱くなった。