コンコンーー


「洸やっほー!」


5時ぐらいになったとき、椎乃が病室に来た。



「おう!」


「じゃあ、行くよー!」



「まって、俺車椅子じゃないとダメらしい。ダッセェよな!」




そう、行くならに車椅子じゃないと行かせないと言う条件付きだった。



いやだけどまぁ…しょーがねぇか。





「おお!じゃあ私押すね!」


そう言って椎乃は車椅子を押し出した。