「で、できたぁあああっ!!!」
今は体育館に集まってる。
みんな、ありがとうっ!!
「本番は今日の夜だよ。」
優が真剣な顔で言う。
「うん…」
私は体育館の舞台に登ってマイクを掴む。
「みんな…本当にありがとうっ!!」
「「「「うぉおおお!!!」」」」
ふふっ…
「ひとつだけ、聞いて欲しいんだけど…
洸は前より全然細くなっちゃって、ドンって押しただけで倒れちゃうくらい、体が弱くなってるの。
でもみんなは、前と変わらない笑顔で、洸を迎えて欲しい。」
それだけ、みんなが笑ってくれたらきっと、洸も笑ってくれる。
「当たり前だぁああ!」
凌牙が叫ぶ。
それに続いてみんなも…
「みんな…本当にありがとうっ!じゃあまた夜、お願いしますっ…!」
その言葉で解散になった。
楽しみ、だな…!
