そしてあっという間に時は過ぎ、今は11月の終わり。
「洸ー…外すごく寒いよっ!」
「まじかあ!もう冬だもんな。ベッドの中、来る?」
ふぇえっ!?
「う、うん…!」
もぞもぞとベッドにもぐりこむ。
「ふぉお!あったかーいっ!」
「椎乃つめたっ!よしよし。」
えへへ、洸はあったかいなー…。
ギューっと洸に抱きつく。
「っっーー!!」
洸、また痩せた…?
だめだめ、そんなの気にしない。!
だってほら…
洸の胸に耳を当てる。
トクントクンって、心臓が動いてる音がする。
その音が、洸が生きてるって証拠になるんだから…。
「もう来月はクリスマスだな。」
「だね!一緒にクリスマスツリー見に行こうっ!!」
「おう。」
ねぇ、洸、洸は今どんな気持ち?
どんな顔してるの…?