私の好きな人 〜キミと生きた時間〜




「よしっ…!じゃあ早く退院できるようにがんばらっ…ごほっごほっ…!」



え、洸?


「大丈夫?しっかりして!」


洸は急いで洗面所に行く。


「おぇえっ……」



そうだった。




洸の病気は、治ってないんだった。




私、今まで何してたのっ…。


もう、時間なんて、全然残ってない……




余命宣告の『1年』まで、もう3ヶ月もない。




「洸、大丈夫…?」


「おう!ごめんな!もう今日は帰っていいから。またな!」



「う、ん…」


「そんな暗い顔するなって!俺は元気だから!な?」



そう言って洸はドンッと胸をたたいた。