「いや、前泣いてたじゃん?だから心配でさ。何回か教室来たんだけど椎乃いつもいなかったから。でもよかった、元気そうで。」
優はニコッと笑って私の頭を撫でた。
「ありがとうっ…!もう大丈夫!心配かけてごめんね!」
優はやっぱり、優しいな。
優だけに…だね!
えへへ
そのあと少し話して教室に戻った。
洸の方をみると洸もコッチを見てたみたいで目があった。
うっ……
どうすればいいんだろ…。
なんて考えてると洸はフイッと顔を背けた。
「っ……」
やっぱり、傷つくな。
でもこんな風にネチネチしてたらもっと嫌われちゃう。
バシッと頰を叩く。
弱気になるな、私…!!!
