「じゃあ着替えるから、洸は部屋でてって。」


「え、やだよ。」



えっ…?


「な、なにいってっ…!」


「えー?」


「じゃあ向こう向いててっ!!」


「はーい」




もうっ…洸はなに考えてるのさっ!




チャチャッと制服に着替える。



「よし、下行こう!」


カバンをもってリビングに向かう。


そこでパンを一つは口の中、もう一つは手に持って玄関に向かう。


「いほう!ひんがっきほうほうひこくなんて…ふはっ」


「ぷっ、パンを飲み込んでからいえよ。」

「へへー!」



なんて呑気に話してる私たち。


さすがにやばいかな…?



パンを飲み込んで洸の腕を掴む。



「走ろうっ!」