「ふわぁあ…ってえぇっ!!!?」



目の前には洸。


あれ?今って朝だよね?


なんで家の中に…



「うわぁあっ!!」



時計を見るともう始業式の始まる10分前。



ややや、やばい…



「ぷっ、驚きすぎ。てか寝すぎだばか。」


洸はそう言ってペチッと優しく頭を叩く。


「うぅ…ごめんなさい。起こしてくれればよかったのに…」


「椎乃の寝顔が可愛すぎて。」



サラッと言う。



うぅっ…


見ないでよー!


「絶対遅刻だよ?」

「もういいわ。」


洸ももう諦めたみたい。