あの日からもう3日が経った。



あれから日向くんとは話してない…。




「はぁ…」

「ちょっと椎乃、最近元気ないよ、大丈夫?」



うぅ、ゆりちゃん…!!



「もう、わかんないよーうぅっ…」


「えっ!なんで泣くの!いいから、話してみな。」



私はゆりちゃんに全部話した。



「ふーん、そりゃあ椎乃恋だよ、恋!」


へ、?

恋…?



「ゆりちゃん、こんな時まで冗談言わないでよぉーっ…」



「冗談じゃないって!うわー!!ついに椎乃にも春がきたね!」



え…ほんとに?



「私、日向くんが好きなの…?」


じゃあ全部聞きに行かないと、確かめないと…



あのキスのこと…





ダッッーー




気づいたら私は教室を飛び出していた。