「洸くん、よく聞いて。ガンがね、肺に転移してたんだ。」 …………………… ………は……? 「ははっ、なんの冗談っすか先生。やめてくださいよ。」 ちがう、冗談なんかじゃないって分かってるのに、 認めたくないんだよっ…。 「冗談なんかじゃない。君は…」 「俺はっ…!…死ぬんですか…?」 怖い、この質問の答えを聞くのがー。 「ああ。もって、1年だ。」 ははっ、なんだよそれ。 俺、病気に勝ったじゃねえかよ。 なんでまた、なんでっ…。 「すんません。」 そう言って病室を出た。