「おはよ、椎乃。」
学校につき教室に入るとゆりちゃんが挨拶してくれた。
「うん、おはよ。」
「ん?どーしたのよ椎乃?なんかあった?」
あれれ、?
なんでゆりちゃんにはわかっちゃうのかな…?
「なんか今日の洸がおかしいの。なんか体調悪そうってゆーか…。」
そう、いつもの洸じゃなかったんだよ。
「うーん、熱とかじゃない?考えすぎだよ椎乃は。」
ゆりちゃんがそう言う。
熱、か…。
「そっか、熱だよね!ありがとうゆりちゃん!」
そう言って自分の席に着く。
そう、洸は熱があるんだ。
熱、熱が…
そう自分に思い込ませてるのに、なんで?
なんでさっきから胸騒ぎが止まないの?