「いってきまーす!」 そう言って家を出る。 「おはよう!洸!」 スキップで洸の所に行く。 「ああ、おはよ。」 ん…? 洸なんか、元気ない? 「どーかした?大丈夫?」 私がそう言うと洸はハッとして 「おう!大丈夫だ!」 そう言ってニコッと笑った。 いつもだったらその笑顔に安心するはずなのに、 今日は胸騒ぎしかしなかったーー あの時と同じように思えて…