「なんか断ろうとしても、いつも口ふさがれて、まだ。って言うの。なんでかなー?」


「なんでかなー?じゃないでしょ!ちゃんと言わなきゃ。いつか日向くんに誤解されちゃうよ?」



うぅっ…!

やっぱりそーかな。


「でもまぁ、タイミングは椎乃が決めなね。」


は、はい!



「でも私、洸一筋だからっ!」


どや顔でゆりちゃんに言う。



「当たり前っ。」


ピンっとデコピンされる。



「いたいいー!」



「まぁ、またなんかあったらすぐいいなね。なんでも聞くからさ。」


う…ゆりちゃんんん!



「ありがとうっ!大好きっ!」


ギューっと抱きつく。


「はいはい、あ、チャイムなったから席つくね。」


うわん。