今日は売店で椎乃ちゃんにあった。
うわさに聞いてたけど、ばかで天然でドジ。
まさにその通りだと思った。
だって財布を忘れるなんて…ぷぷ。
俺がお金を出してやると向こうは驚いた顔をしてこっちを見てきた。
ん?その反応…
「俺のこと知っててくれたの?嬉しいんだけど、。!」
つい口に出てしまった言葉。
そう、だってこの子が…
俺の好きな人だから。
友達の凌牙が来た時はほんとに焦った。
あいつポロっと言いそうになったからな。
慌てて凌牙の口を押さえたけど、椎乃ちゃんはなにか知りたそうな顔をしてた。
でもそんなの気づかないふりして、俺はその場を去った。
めっちゃ平常を保っていたけど本当は、心臓がすげぇうるさかった。
あぁ、やっぱり俺椎乃ちゃんが好きなんだって、気付かされたんだ。