えっと…長くない? 目をふさがれてもう結構経ってるのに、ひなたくんはなかなか手を離してくれない。 「あの、日向く…」 … 「えっ…」 今口になんか触れたような…。 気のせい…じゃないよね。 そんなこと考えてると日向くんの手が離れた。 「じゃあ、行こっか。」 そう言って日向くんは歩きだす。 え、さっきのあれは…なに? き、す…!!?