「じゃあまだゆっくりしてていいから。えらいだろうし寝てな。」

そう言って優は部屋から出て行こうとした。


あっ…!


「まってっ…!!!」


「…ん?」


お、お礼しなきゃ!

ガサゴソとカバンをあさる。


「えっと…本当にありがとうっ!私こんなのしかもってなくて恥ずかしいんだけど、よかったらもらって?」


そう言ってカバンの中に入ってた飴玉を渡す。



「ふはっ…お礼に飴とか…!!」

そう言って優は笑い出す。