「うぅっ…よかった…うぇっ…」 私がそう言うと洸のお母さんも笑いながら涙を流した。 「うん、うん。」 「うわぁあんっ…!」 その後子供みたいにわんわんと泣いた。 洸は今も眠ってる。 いつ、目覚ますのかな? もう終わったんだよ。 長い戦いに勝ったんだよ、洸っ…! ベッドの上でスースーと眠る洸の髪を触る。 「よく、がんばりましたっ…。」 また涙が溢れる。 あーもう、泣きすぎだよ、私。 でもよかったっ。 本当に、よかった…。