教室に入ると今日も騒がしかった

バカな男子はふざけまくって 女子はキャッキャッ話に華を咲かせていた

始業式から大丈夫かよ

なんて思いながらもウキウキしてる私がいる

「おせーよ!三谷」

「煩いよ!私が早く来ようと遅く来ようとアンタには関係ないでしょー」

「いやいやいや 始業式なんだからもっと早く来るべし」

「ドヤ顔しないでよー! 余計なお世話ですー!」

隣の席の旭 陸はちょっとめんどくさい奴

何と言うか変なところで熱くなる

まぁ いい話相手かな

「あー。そだ 帰り話したいことあるから屋上来い」

「え?何?告白ならゴメンなさい」

「は?!///告白じゃねーよ///…ってか軽くフラれるとか」

赤面になってアタフタしている旭は少し面白かった

「で 何?」

「だから 話したいことがあんの!」

「はいはいわかったよ」


「ほらー 全員席につけー」

すると担任の佐藤が入ってきた

「もうすぐ始業式が始まるから並んで体育館に移動しろー」

『はーい』