「、、、、、ケホッ、ケホケホッ。




ケホケホケホッ!ゲホゲホゲホ!」






実加は発作を起こし始めた。
以前孤児院で発作が起きたときは、周りに他の子供たちがいたから、すぐに周りが気づいてくれた。
けど、今回は一人でこの発作を乗り切らないといけない。
近くにあったタオルで口を押さえる。












なんとか発作はおさまった。
この苦しみは例えようがないほど辛い。
喉は痛いし、肺は悲鳴をあげてるし。





その夜、実加は部屋の隅で時間を過ごした。
どうしても眠れなかった。