「実加・・・・・・。 いつまでそうしてるんだ? 早く診察しないと、予約の患者さん来ちゃうから。」 嫌だよ。恥ずかしいし。 最近、咳込んでることも分かっちゃうしさ。 「実加、俺じゃ嫌なの?」 実さんじゃ恥ずかしい。 「恥ずかしい・・・・・・。」 「あのなぁ。夫婦だろ?」 「だから尚更、意識しちゃって・・・・・・。」 「はぁ、そういうことね。 まぁいいや。」 そういって、実さんは誰かに電話をしてる。 少しすると現れたのは、私の担当医。 青木先生。