次に目が覚めると、朝だった。
その時には既に腹痛も頭痛もなかった。






今日は学校もクリニックも休みだった。
実加はこの休みの日を待ち遠しく毎日を過ごしていた。
クリニックが休みの院長は、用事があって一日出掛けるといっていた。
朝ご飯も昼ご飯も、用意してくれていたので、実加はリビングへ行きご飯を食べた。
片付けをして、平日にはできないリビングなど共有する部屋を掃除して、再び部屋に戻ってきた。







学校のことを考えると気分が悪くなる。
一ヶ月しか経っていない上に後一ヶ月で卒業というのに、実加は何のために学校に行かなきゃならないのか分からなかった。
 
 




そんなことを考えているといつの間にか寝てしまい、実加は昼ご飯を食べずに夜となった。