翌日も青木先生が実加の病室を訪ねた。
「もう少しスプーンに盛ろうか。」
「・・・・・・。」
「ほらこうやって。」
青木先生が実加の手をとって、力付くでスプーンを動かし、口に食事の盛られたスプーンを実加の口に無理矢理入れた。
「そうそう、食べれそうだね。」
モグモグ・・・・・・。
モグモグ・・・・・・。
「ごっくん!」
モグモグ・・・・・・。
「ゆっくり飲み込んでみて。」
「ゴクッ・・・・・・。ペッ!」
青木先生の言う通りに飲み込んでみたものの、飲み込めず、とうとう吐いてしまった。
「あんら・・・・・・。」
青木先生は実加が食事を止めるまでそばにいたが、今日も成果はなく、ほとんど手付かずのまま片付けることにした。



