人形劇[七つの魔石と能力少女]

どうやら、前者のようだ。

彼女は、接客が苦手らしい。

「あの・・・、店内を見せて頂いても・・・」

「もちっ、もーちろんでごご、ございますよ!」

慌てて、ぎこちない笑みを浮かべる彼女。

「あっ、はい・・・。」

少女は、ちょっと引きぎみで、彼女から目を反らす。

改めて、店内を見回してみる。

外から見れば、全く分からないが、中は、空間が最大限に活かされた、広々とした造りになっている。

その時、少女の目は、ある商品を捉えた。

「あれを・・・、下さい。」