人形劇[七つの魔石と能力少女]

青年のいった道を通って行くと、ポツンと、小さな骨董品屋が建っていた。

「・・・此処だ!」

早速、少女はドアを押した。

カランカラン・・・、と、ベルの音が店中に鳴り響く。

頬杖をつき、小説のページをめくっていた、若い女性が顔を上げた。

「・・・お客様・・・?」

どうやら、店主のようだ。

客が、普段滅多に来ることがないからか、それとも、少女の容姿にか・・・。

ものすごく仰天した顔をしている。

「わっ!み、見苦しいところをオミセイタシマシテ、まこと・・・、誠にッ、申し訳ございません!!」

・・・、ものすごく仰天した顔をしている。