人形劇[七つの魔石と能力少女]

「え?骨董品屋?あー・・・。それなら、この近くに古いのがあったような・・・。」

青年が言うと、少女は少し顔を上げた。

「ほっ、本当ですか!?それはどちらに!?」

「ほら、そこの角を曲がって・・・、確か、右側・・・?にあったと思うよ。」

青年が、考えながら答えると、少女は、深々と頭を下げた。

「ありがとうございます!助かりました。」

「い、いいって!そんな、頭下げるようなことじゃないし・・・!」

言いながら、青年はハッとして周りを見る。

少女に対する注目度は、最初からMAXだった。

だとすれば、今、少女が青年に対して、頭を下げているのは、どのように見られているのか。