人形劇[七つの魔石と能力少女]

「ありがとうございます」

操が言うと、店主は微笑んだ。

「それにしても、その人形は幸せですね!貴方のような綺麗な方に買っていただいて貰って!」

「・・・え?私が、ですか?」

操は困惑したようにうつむく。

「お世辞です。だって、私、此処に来る前も男性に道を尋ねて、酷く人目に晒してしまいまいたし・・・」

「・・・それ、違うと思いますけど・・・」

かくして、超絶破壊級の美貌を持つ、が無自覚な少女、操は、人形を片手に店を出た。


カラン、と音を立てて閉まる扉。

一人残った店主は、また小説をめくりだす。

ふと、ぼそりと呟いた。

「あの人形、お気に入りだったのに」