「はい。」 少女は力強く頷き、言った。 「どうしても、必要なので。お金は小切手でも、大丈夫ですか?」 「ひゃ、っはい!だ、大丈夫ですけど!」 店主が頷くと、少女は懐から小切手を取り出し、サラサラと数字を書いてゆく。 「りょっ、領収書取って来ますっ!」 店主はパタパタと店の奥へと駆けた。