その日から、私は、彼のことを調べ始めた。

分かったことは、名前が高橋裕太(たかはし ゆうた)ということと、学年が一個上ということ。

それから、
   
      彼女がいるということ。


その彼女は、他校の人で凄く美人らしい。
美男美女カップルということですごく有名らしい。

これから自分はどうしたらいいんだろう?

好きってことに気づいてでも、何もできない。

何もしないまま終わっていいのかな?

でも、頑張るって決めたから…

ここで引き下がるわけには行かないっ!!

頑張れ私!!


その日から、自分磨きに没頭した。

友達に、美容法とか聞いたり本を読んだりした。

皆にも、可愛くなったとか言ってもらって嬉しかった。



そして、私に運命の日がやってきた


ただ、面倒くさいから楽な図書委員会に入ったけど、まさかの高橋先輩がいたのだっ!!


嬉しすぎる♡

 
そして、さらに嬉しいことに週の図書委員会の活動が一緒になった!!

くじで決めてよかったぁ


そして、初めての週の委員会で図書室に来ましたっ!!

緊張するなぁ

ガラッ

来たかな?

「あっ、一緒になった子だよね?よろしくっ!」

「あっ、はいっ!!よろしくお願いします!1年の高瀬りなです!」

テンパッて自分でも何言ってるのかわからない。

「うんっよろしくね?りなちゃんっ」

「俺は2年の高橋裕太っ」

先輩はニコって微笑んだ。

かっこいい

その日はテンパり過ぎて自分でも何話してるかわからなかった。

「あのっ!!先輩携帯番号交換しませんか?」

言った!ついに言ったぞ!

「ん?いいよっ」

「へ?あ、え、ありがとうございます!」

「あははっ面白いね?りなちゃんって」

へ?あ、笑ってくれた!!嬉しい!!

先輩の笑顔を見てるととっても癒やされる。
今までに、ない気持ちで新鮮だった。

それから、番号交換して夜メールが来た。

[新着メール1件]

誰かな?

FROM 高橋裕太

件名 無題

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よろしくね?
わかるかな?裕太です

✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻


すぐに返信した

TO 高橋裕太

件名 こちらこそ

✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻

わかりますよ!!
こちらこそよろしくお願いします!

✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻


これだけの会話なのに凄く嬉しくて何回もメールを見返した。