あれから、1週間学校にも行かず携帯の電源も切っている。

私は、まだ裕ちゃんを諦められないでいる。


まだ好きでいる。

私は部屋にこもってずっと泣き続けている。


コンコンッ

「りな?入るよ??」

この声…

あいちゃん?

「りな?え??りなっ!!」

私の姿を見てあいちゃんはビックリして駆け寄ってきた。

「どうしたの??なにがあったのよぉ…?」

あいちゃんは、私を見て泣き始めてしまった。

「ぁ、あいちゃん…う…ふ、ふぇーん…」

私は、また泣きだしてしまってた。

「りなっりぃなぁ………」

私を抱きしめて泣いてくれたあいちゃんを見て私は、ひとりじゃないって思えた。

「ごめん…あた…あたしが…止めてあげてれば…」

なんで?

「なんで…わかっ…たの?裕ちゃんのことだって…」

「わかるよ…りながこんなに思って泣くのは裕太先輩だけ…最近のりな学校でも上の空で…だから、なんかあるとは思ってた。でも、りなが自分から話してくれるまで待とうって思ったの…」

あいちゃんは、あいちゃんなりに私の事思ってくれてたんだ…


「ごめんね?あいちゃん…ありがとう…」


私心配かけないようにしなきゃ…

強くなろう…

強くならなきゃ…


「ありがとう あいちゃんっ」

私は、少しだけ笑ってみせた。

「うんっ」

あいちゃんも、少しだけ笑ってくれた。